修正:反落、米中貿易摩擦の悪化を警戒=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=58.81(-0.33 -0.56%)
ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.40~0.33ドル安。その他の限月は0.55~0.01ドル安。
中国が米国に対するレアアースの輸出制限を検討すると伝わったことで、米中貿易摩擦の悪化が警戒された。来月のG20首脳会議で、トランプ米大統領と習近平・中国国家主席の会談が行われる見通しだが、悲観論が拡大している。ただ、米国とイランの対立による中東の緊迫感や、石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国が生産量の抑制を続ける可能性があることが下値を支えた。
時間外取引から7月限は軟調に推移し、通常取引開始後は一段安となった。一時56.88ドルまで下げ、下落幅は2ドル超となった。ただ、引けにかけては切り返し、日足では大きな下ヒゲを形成した。
minkabu PRESS編集部
※本文を修正しました
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執筆者 : MINKABU PRESS
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