外為オンラインのiサイクル2取引とは?

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外為オンラインのiサイクル2取引のイメージ画像
ひとこと要約
想定変動幅内を連続して利益確定する自動売買
相場の上下動を追従し、トレンドに応じて売買を判断
フルオートだから忙しい方でも問題なし
中長期的な運用に向いている

iサイクル2取引はどういう自動売買?

iサイクル2取引とは?

想定変動幅内の値動きから利益を狙う

iサイクル2取引はFXの自動売買の一種で、事前に想定されている変動幅の内側の値動きから、連続して利益確定を狙っていくように設計されています。ただ、文章でこう書いても分かりにくいので、イメージ図を見てください。

想定変動幅内を連続して売買を行うグラフ 画像:外為オンライン公式ページより

想定変動幅の中に複数の注文を仕掛け、それらが連続して利益を確定するのが、iサイクル2取引の基本形です。上の図なら、「買→売」の注文は、完了後に同じ価格になるともう一度買いが入るため、想定変動幅内での値動きが続くだけ、利益確定が繰り返される仕組みです。
また、ポジション設置値幅と、利食いの値幅は同一になります。よって、その値幅分の変動があるたび、ポジション追加と利益確定を繰り返すように動きます。ただし、同じ価格で複数のポジションを持つことはありません。

想定変動幅が相場の上下動を追いかける

さらに想定変動幅を、相場の動きに合わせてスライドさせていくことで、トレンドを追いかけます。上昇相場なら上へ、下降相場なら下へ、想定変動幅が相場の値動きを追従することで、連続した利益確定の発生を狙うシステムです。

想定変動幅が相場に合わせてトレンドをを追いかけるグラフ 画像:外為オンライン公式ページより

トレンド変化に合わせて自動的に売り買いを判断

ループ系の自動売買では、自身が相場状況に応じて、買いまたは売注文の判断が必要です。しかしiサイクル2取引では、トレンドによる自動注文の機能が追加。システムがトレンドを判断し、売買の方向性を自動で判断してくれます。

トレンドを自動で判断して売買する画像 画像:外為オンライン公式ページより

トレンドの転換時には、保有しているポジションをすべて成行注文で決済。未約定の注文は取り消され、同じ条件で売買を反転し、取引継続します。

iサイクル2取引の始め方

iサイクル2取引の設定方法を解説

設定の意味、見方

iサイクル2取引の設定画面
① 想定変動幅
自動売買で狙う範囲です。この範囲内に注文が仕掛けられます。
② ポジション方向
新規エントリーをする方向で、「買いだけ」「売りだけ」に加えて、トレンドを追いかけて買いも売りも行う、「トレンド」の3種類があります。
③ 新規注文可能額
自動売買に投資できる口座の総資金です。
④ 対象資産
総資金のうち、この金額を自動売買に使います。
⑤ ポジション間隔
この値幅ごとに注文が設置され、利益確定が行われます。
⑥ 最大ポジション数
その運用でもっとも多く保有された場合のポジション数。

ランキング方式

様々な条件によって、自動売買の設定がランキング表示され、その中から運用したいものを選ぶことができます。

iサイクル2取引のランキング方式画面
① 期間
ランキングの対象となる期間を、1か月・2か月・3か月・半年・1年から選択できます。選択した期間の成績が対象になります。
② 通貨ペア
通貨ペアを、全て・ドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円・NZドル円・ユーロドルから選べます。
③ ポジション方向
新規エントリーをする方向を、「買いだけ」「売りだけ」「トレンド」から選べます。
④ 各項目
それぞれの項目で自動売買の設定を並び替えできます。

例として、「決済損益pips」は、その条件において一番損益が良いものを選択できます。

マトリクス方式

外為オンラインのシミュレーションの結果をもとに、さまざまな投資戦略をサポートする機能です。iサイクル2取引は、ポジション間隔が狭いほど、想定変動幅が狭いほど、相場が逆行したときのリスクが大きくなります。その関係をマトリクス表(行と列で情報を整理した表)で表したものになります。各セル(マス)を選択することで、その設定で運用開始できます。

iサイクル2取引のマトリクス方式画面
① ポジション間隔
選択できるポジション間隔が順に並んでいます。
② 想定変動幅
自動売買で狙う範囲です。この範囲内に注文が仕掛けられます。
③ 各セルの表示情報
それぞれのセルに表示する情報を選べます。選択できるレンジ幅が並んでいます。

よく使われる情報として、まずはすでに解説した「決済損益pips」。それと、「レンジ内最大必要証拠金」では、最大ポジション数になったときに拘束される証拠金額。「レンジ内最大必要資金」は、最大ポジション数時の証拠金+含み損金額となります。

ボラティリティ方式

指定した期間のボラティリティ(変動幅)を基準に、想定変動幅を決めて運用設定をします。

iサイクル2取引のボラティリティ方式画面
① 参考期間
1か月・2か月・3か月・半年・1年の変動幅を参考にできます。
② 想定変動幅
①で選んだ期間の変動幅が表示されます。

資金はいくら?どれくらい稼げる?

必要資金と損益を実際に計算

最低限必要な資金を確認してみる

2020年8月29日時点で、ランキング形式で期間を過去1か月にし、一番右の必要な新規注文可能額で少ない順に並べ替えると、
「NZドル円・買い(あるいは売り)、ポジション間隔が100pip、最大ポジション数が5、想定変動幅が500pips、決済損益pipsが100pips」
という運用の場合、291,500円となりました(1万通貨取引)。

iサイクル2取引のランキング方式画面で必要な新規注文可能額を少ない順で並べ替え

ただしこれは上記の条件において、発注を行うために最低限必要な金額であることに注意してください。売買の方向と相場が逆方向に動いた場合、最大ポジション数に到達すると、後述する損切りを発生させながらトレンドを追いかけるため、証拠金不足になる可能性が高くなります。

決済損益pipsから確定した損益を計算してみる

同じく2020年8月29日時点のランキング形式で期間を過去1か月にし、決済損益pipsでランキング順にすると、一番決済損益pipsが多いのは
「ポンド円の買い、ポジション間隔15、最大ポジション数33、想定変動幅500」
の設定で、2,416pipsであることが分かります。

iサイクル2取引のランキング方式画面で決済損益pips順に並べ替え

このシミュレーション結果は1万通貨取引なので、1pipsの損益は100円に相当するため、2,416pips×100円=241,600円の利益確定が1か月間で発生したことになります。同時にこの運用を始めるためには、少なくとも2,699,400円の資金が必要だったことも分かります。

想定変動幅と注文間隔による必要資金の変化 画像:外為オンライン公式ページより

裁量トレードと比較して分かる、iサイクル2取引の強み

iサイクル2取引の強みとは?

トレードは全自動

iサイクル2取引は自動売買ですので、一度設定すればずっとその内容で自動的なトレードが行われます。そのため、相場に張り付く必要はなく、忙しい方でも問題なし。
また、iサイクル2取引は、相場の値動きにあわせて、その都度利益を確定していく投資スタイル。例えば10pips値動きするごとに新規建てと利益確定を延々と繰り返す作業を、一人の人間が手動で行うのは現実的ではありません。そういった意味で、もともと自動売買向けの売買ロジックであるといえます。
一連のトレード設定はスマホでも行うことができます。相場が動いている時間帯に、自分のパソコンなどを動かし続ける必要もありません。

ただし、全自動だからといって、自動的に利益が出る仕組みということでもありません。売買はフルオートでも、投資家が設定した通りにしか動かないため、事前の設定、リスク管理が非常に重要となります。

レンジ相場に強い

iサイクル2取引は、想定変動幅内の値動きから利益を生み出し続けることを狙った自動売買です。「新規→利益確定」が繰り返される注文が設置された想定変動幅内を価格が行ったり来たりするたびに利益が蓄積されていくため、理論上はレンジ相場が続くほど、口座残高は無限に増えていきます。

iサイクル2取引には、トレンドを追いかけていく機能はあるものの、それは想定変動幅内の移動、レンジの移り変わりへの対応に過ぎず、想定変動幅の内側で価格推移が続くのがベスト。よって、レンジ相場を得意とします。
ここが、トレードスタイルにもよっても変わるものの、発生したトレンドに乗ることで、大きな利益を得られる可能性がある裁量トレードとの違いです。

急落や急騰には注意が必要も、回復期では大きな利益

売買の方向が買い、あるいは売りの場合、それと逆行するような値動きが続くと、追加されていくポジションはどれも含み損になるため、口座の評価損は大きく膨らみます。

しかし、ここから相場が反転すると、持っているポジションは次々と利食いになり、まとまった確定益を得るチャンス。特に「●●ショック」と呼ばれるような、短期間でV字、あるいは逆V字型に「行って来い」となる相場は、評価損になる展開を乗り切りさえできれば、短い時間で一気に口座残高を増やすチャンスになります。これは裁量トレードにはない考え方です。

含み損を抱え続けるのが当たり前

デイトレードやスキャルピングなどの裁量トレードでは、含み損になっているポジションを放置したり、我慢したりして持ち続けることはタブーです。損は小さく、利は大きくがセオリーなのですが、この考え方はiサイクル2取引には当てはまりません。

iサイクル2取引は、ポジション間隔分の値動きをするごとに利益確定はされるものの、後述する最大ポジション数到達によるポジション整理以外で、保有ポジションが損切りされることはありません。
そのため、結果的に成功する運用であっても、ほとんど全ての時間帯で必ず含み損になっているポジションを持ち続けます。裁量トレードに慣れた方にとっては、この常時ある含み損ポジションがストレスになるかもしれません。

ですが、iサイクル2取引では、含み損がある状態は当たり前なので、いち早くこれに慣れる必要があります。含み損がある=ポジションを保有できているということであり、保有しているポジションはいつか利食いされる可能性があると考えましょう。

iサイクル2取引とサイクル2取引の違い

iサイクル2取引とサイクル2取引の違い

ポジションを整理してトレンドを追うのがiサイクル2取引

ここでiサイクル2取引とサイクル2取引の違いについてあらためて解説します。

想定変動幅内の価格の往復を狙うことは同じですが、iサイクル2取引は相場の動きを追いながら想定変動幅がスライドします。最初の方でお見せしたこちらの図は、上昇方向で買いを追いかけているパターンです。

想定変動幅が相場に合わせてトレンドをを追いかけるグラフ 画像:外為オンライン公式ページより

難しいのは買いポジションを保有している際に、下落トレンドが発生するパターン。最大ポジション数が4だとすると、5個目の買いポジションが保有されるはずの価格にまで下落すると、一番遠くにある(一番含み損が多い)買いポジションが損切りされて、一番下で新しい買いポジションが保有されます。

下落トレンドで最大ポジションが4の時のグラフ

こういったポジション整理を行いながらトレンドを追いかけるのがiサイクル2取引の仕様です。この損切りが発生すれば、その損失分を埋めるための利益確定が必要ですから、できることなら損切りは発生しない方が良いですよね。このあたりは資金管理、相場がどの水準でレンジを作るかのチャート分析、ファンダメンタルズ分析などで判断することになります。

レンジを固定するのがサイクル2取引

サイクル2取引は、iサイクル2取引のようにトレンドを追いかけませんので、最初に決めた幅から価格が飛び出しても、トレンドの追従やポジション整理は行われません。そのため、iサイクル2取引以上にレンジ相場を狙う要素が強いといえます。
なお、サイクル2取引には「ワイド方式」という仕組みもあります。

ワイド方式のサイクル2取引 画像:外為オンライン公式ページより

想定変動幅を上下2分割して、上半分では新規売り、下半分では新規買いをするというもの。レンジ相場では、上下限に近づくほど内側に押し戻す力が働くため、買いでも売りでも利益を狙うことができます。

iサイクル2取引で成功するポイント

余裕を持った資金管理

余裕を持った資金管理を

想定変動幅内を価格推移するだけで利益が蓄積されていく運用なので、とにかくロスカットにならず、運用を続けることが一番の成功法です。そのためには、資金の余裕が必須。
すでに述べたように、運用開始時に必要となる資金が分かりますが、この資金額を用意できれば安心、安全というわけではありません。「少なくともこの金額は用意しないといけない」と考えましょう。

2020年3月のコロナショック、2019年1月のフラッシュクラッシュのような急激な上下動をチャンスに変えるためには、少々のショック相場ではビクともしない資金の余裕が必要です。そういった意味では、想定変動幅を広く取ることで、大きな逆行にも耐えられるマージンを得られますが、その分資金も必要になります。

長期視点で運用できる心の余裕

iサイクル2取引にはトレンドを読む要素もあるにはありますが、基本的にはレンジ相場の往復が利益につながります。想定変動幅がシフトしないサイクル2取引では、完全にレンジ相場の往復でのみ利益を得られます。
ということであれば、どれくらいのスピードと頻度でレンジ内を動き、どれくらいの利益確定回数を確保できるかが、もっとも利益に影響を与える要素になります。これはつまりボラティリティで利益が決まるといえて、裁量トレードのように、流れを読み勝負をかけるような要素はほぼないといえます。

よってiサイクル2取引は、まとまった利益を短期的に得ることには向いていない運用です。もしそれを望むなら、少ない資金に対してたくさんのポジションを持つ必要がありますが、そうなると相場が逆行した際のリスクも大きくなります。
短くても数か月、できれば年単位で資金を増やしていくというような、中長期的なマインドが求められます。

記事執筆者

鹿内武蔵さんの顔写真
鹿内武蔵

国内唯一の月刊FX情報誌『FX攻略.com』の元副編集長として、雑誌記事の取材・執筆・編集業務を経て、投資、FXライターとして2019年に独立。多くのプロトレーダーを取材してきた経験を生かし、個人投資家が相場の世界で生き残るための情報発信をしつつ、自らもトレーダーとしてFXを中心に様々な運用を行う。株式会社tcl代表取締役。

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