反落、景気減速による石油需要の下振れを警戒=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=63.98(-0.42 -0.65%)
ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.42~0.37ドル安。その他の限月は0.31ドル安~0.36ドル高。
米国と欧州連合(EU)の通商協議が本格化することを控えて、トランプ米大統領がEUからの輸入品110億ドルに報復関税を課すことを改めて表明したことや、国際通貨基金(IMF)が世界の成長見通しを下方修正したことが重しとなった。石油需要の下振れが警戒されている。ロシアが6月以降も協調減産を継続するかどうか不透明であることも圧迫要因。
時間外取引で5月限は64.79ドルまで堅調に推移し、年初来高値を塗り替えた。ただ、通常取引開始を控えて失速。63.68ドルまで下落し、マイナス圏で引けた。
minkabu PRESS編集部
執筆者 : MINKABU PRESS
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