小反発、OPECは米国の圧力に従わない意向=NY原油概況
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=55.50(+0.02 +0.04%)
ニューヨーク原油は小反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.02~0.05ドル高。その他の限月は0.09~0.40ドル高。
原油価格が高すぎるとトランプ米大統領が石油輸出国機構(OPEC)を批判したことに対して、OPEC関係筋が米国の圧力に従わない意向を示したことで買いがやや優勢だった。ロイター通信によると、OPEC関係筋は「OPECプラスは石油在庫が過去5年平均まで減少するまで減産合意を継続する。計画に沿って減産を継続することを確信している」と述べた。米中通商協議について、トランプ米大統領が「中国と首脳会談を行い、署名する」、「それで決着することを願う。われわれは極めて近い位置にいる」と語ったことは楽観論を高めた。ただ、上値は重かった。
時間外取引で4月限は前日の流れを引き継ぎ55.02ドルまで軟化した。ただ、前日安値を下抜けても売りは強まらなかった。通常取引開始にかけては下げ幅を消し、買いが優勢になると55.99ドルまで水準を切り上げたが、押し戻されて引けた。
minkabu PRESS編集部
執筆者 : MINKABU PRESS
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