ダウ平均小幅高スタート=米国株序盤
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅高。前日比は、ダウ工業株30種平均が60.73ドル高の4万1429.18ドル、ナスダック総合指数が90.67高の1万8018.81。
前日は米英の貿易合意を受けて大きく上昇。ドル円が146円台を付けるなど、市場全体にリスク警戒後退の動きが広がった。ただ、週末を前に行き過ぎた動きへの警戒感もあって、少し調整の意識が出ている。ただ週末に行われる米中の通商協議を前にトランプ大統領が関税率引き下げを示唆するなどの動きから、米株式市場は小幅ながらプラス圏としっかりした動きを見せている。
ダウ平均はまちまち。30銘柄中17銘柄がプラス圏、13銘柄がマイナス圏。リスク警戒後退を受けて今日も続伸となっているNY原油の動きなどを受けて、石油メジャーシェブロン<CVX>が1%を超える上昇。ゴールドマン<GS>、JPモルガン<JPM>などもしっかりとなっている。IBM<IBM>がやや軟調。
新興ハイテクは300ドル台をしっかり回復したテスラ<TSLA>が6%を超える上昇。CPU大手AMD<AMD>も強い。
その他銘柄では第1四半期の好業績を受けて時間外で急騰し、大きく上昇して始まったバイオリサーチ機器の10X Genomics Inc<TXG>がマイナス圏まで急落。BNPL(バイナウペイレター)大手のアファーム・ホールディングス<AFRM>は収益予想がアナリストの中間値を下回ったことを受けて時間外で急落。NY市場でも下げがけお属している。人材派遣のAMNヘルスケア・サービシズ<AMN>は、直近の大手の労働紛争などを受けて業績を伸ばし、大幅高。
10X Genomics Inc<TXG> 8.38(-0.25 -2.90%)
アファーム・ホールディングス<AFRM> 49.20(-5.06 -9.33%)
AMNヘルスケア・サービシズ<AMN> 23.13(+2.80 +13.77%)
テスラ<TSLA> 304.46(+19.64 +6.89%)
AMD<AMD> 103.17(+1.47 +1.45%)
シェブロン<CVX> 138.27(+1.23 +0.90%)
ゴールドマン<GS> 570.38(+4.68 +0.83%)
JPモルガン<JPM> 254.28(+0.81 +0.32%)
IBM<IBM> 250.13(-2.33 -0.92%)
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執筆者 : MINKABU PRESS
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