東京株式(前引け)=続伸、防衛関連株への買いが目立つ
6日前引けの日経平均株価は前営業日比307円78銭高の3万7726円02銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は8億9387万株、売買代金概算は2兆3825億円。値上がり銘柄数は1313、対して値下がり銘柄数は287、変わらずは38銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方から買い優勢で始まり日経平均は3万7000円台後半で推移した。途中急速に伸び悩む場面はあったが、買い直される展開となり結局前引けは300円強の上昇で着地している。前日の欧州株市場がドイツをはじめ総じて上昇し、米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに1%を超える上昇をみせたことから、東京市場でも投資家のセンチメントが改善した。外国為替市場でも取引時間中にドルが買い戻される展開となり、再び1ドル=149円台まで円安方向に押し戻されたことも追い風となった。防衛関連に位置付けられる銘柄群が軒並み買われ、全体相場に押し上げ効果をもたらしている。前場の値上がり銘柄数は全体の80%を占めた。
個別では断トツの売買代金をこなした三菱重工業<7011>が大きく買われたほか、売買代金2位の川崎重工業<7012>、同3位のIHI<7013>など防衛関連主力株への物色人気が際立っている。このほか、レーザーテック<6920>、日立製作所<6501>、ソニーグループ<6758>などが上昇、日本製鋼所<5631>も異彩人気で値上がり率トップとなっている。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクもしっかり。DMG森精機<6141>、シンフォニア テクノロジー<6507>なども急伸をみせた。半面、ディスコ<6146>が安く、東京エレクトロン<8035>も下落。フジクラ<5803>、古河電気工業<5801>も値を下げた。SHIFT<3697>が急落、三菱倉庫<9301>、杏林製薬<4569>なども大幅下落した。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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