地政学リスクくすぶり反騰、14日の下げ幅上回る上昇=NY金概況
NY金先物4 月限(COMEX)(終値)
1オンス=2949.00(+48.30 +1.67%)
金4月限は反騰。時間外取引では、アジア時間から買い優勢。欧州時間に入り、一段高となり、30ドル超の上げ幅を維持して推移。日中取引では、さらに上げ幅を拡大の
動きとなった。14日の下げ幅を取り戻す動きとなり、買い戻しの動きが膨らみ、踏み上げ相場もようとなった。米10年債利回りが上昇、ドル堅調となり、金市況にとっては逆風の環境となったが、地合いは緩むことなく推移。ロシア・ウクライナの戦争終結に向けて米国・ロシアの外相が率いる代表団がサウジアラビアで協議を行ったが、ウクライナ側からの反発が強く、米国・ロシアの首脳会議の日程が決まらず、地政学リスクがくすぶり金買いに繋がった。中盤でいったん上げ幅を縮小も後半は再上昇となり、
14日の下げ幅を上回る反発で引けた。
MINKABU PRESS
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執筆者 : MINKABU PRESS
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