東京株式(大引け)=58円高と小幅に3日続伸、好決算銘柄などが買われる
31日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に3日続伸。やや方向感に欠ける展開となるなか、好決算を発表した銘柄などが買われた。
大引けの日経平均株価は前日比58円52銭高の3万9572円49銭。プライム市場の売買高概算は18億9969万株。売買代金概算は4兆6090億円となった。値上がり銘柄数は606と全体の約36%、値下がり銘柄数は976、変わらずは58銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウが168ドル高と反発。IBM<IBM>などが買われ、ナスダック指数も上昇した。これを受け、東京市場も値を上げてスタートした。この日は週末と月末が重なったこともあり、様子見姿勢も強まるなか、やや方向感に欠ける展開となった。後場に入り一時、160円超高まで上昇したが、引けにかけ上昇幅は縮小した。決算シーズンに入っていることから、好業績を発表した銘柄などが買われた。トランプ米大統領が30日に、2月からメキシコとカナダからの輸入品に25%の関税をかける方針を表明したことを警戒する動きがあったほか、今晩発表される米個人消費支出(PCE)物価指数などの結果も注視されていた。
個別銘柄では、東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>が高く、フジクラ<5803>やソフトバンクグループ<9984>が堅調。三菱重工業<7011>やIHI<7013>、川崎重工業<7012>が値を上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>やファーストリテイリング<9983>もしっかり。好決算を発表したNEC<6701>や中外製薬<4519>、大和証券グループ本社<8601>などが買われた。
半面、アドバンテスト<6857>やディスコ<6146>が安く、任天堂<7974>やキヤノン<7751>、ディー・エヌ・エー<2432>が軟調。デンソー<6902>やTDK<6762>、富士電機<6504>が下落した。第一三共<4568>や東京電力ホールディングス<9501>が安く、フジ・メディア・ホールディングス<4676>が売られた。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。