米10年債利回り上昇 米CPIで米利下げに確信もインフレへの懸念は根強い=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:35)(日本時間06:35)
米2年債 4.151(+0.008)
米10年債 4.271(+0.045)
米30年債 4.481(+0.061)
期待インフレ率 2.318(+0.021)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場、米10年債利回りは上昇。11月の米消費者物価指数(CPI)が発表され、市場は来週のFOMCでの0.25%ポイントの利下げに確信を強めた。今回の数字を受けて短期金融市場での利下げ期待はさらに強まり、CMEのフェドウォッチでは利下げの可能性を95%と見積もっている。
発表後は利回りは下げに転じていたが、動きが一巡するとプラス圏に戻す展開。インフレへの懸念は根強いようだ。
本日は10年債入札が実施され、最高落札利回りが発行日前利回り(WI)を下回り、利回りも下げの反応を見せたが、一時的な動きに留まっている。
2-10年債の利回り格差は+12(前営業日:+8)とイールドカーブはスティープ化。
*米10年債入札結果
最高落札利回り 4.235%(WI:4.252%)
応札倍率 2.70倍(前回:2.58倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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