ドル円152円台回復 財務官牽制発言の影響限定的、日銀総裁は利上げ急がない姿勢示す
ドル円152円台回復 財務官牽制発言の影響限定的、日銀総裁は利上げ急がない姿勢示す
きのうの加藤財務相、青木官房副長官に続いて今朝、三村財務官が為替相場について「投機的な動きも含めて緊張感をさらに高めて注視している」とコメントした。また、三村氏は加藤財務相がイエレン米財務長官と足元の為替相場について議論したと明かした。
牽制発言を受けドル円は一時151.60円付近まで下落する場面があったが、その後再び上昇し152円台を回復している。植田日銀総裁は政策判断について「時間的余裕はある」とコメント。日銀は利上げを急がないとの見方から円は再び下落か。来週の日銀会合では金利を据え置くことが予想される。結果とともに公表される展望リポートで近い将来の利上げが示唆されるかが注目される。
執筆者 : MINKABU PRESS
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