反落、中国の景気刺激策に対する懐疑的な見方が重し=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=69.69(-1.87 -2.61%)
ニューヨーク原油の期近は反落。今週、中国人民銀行(PBOC)がコロナショック以来で最大規模となる景気刺激策を発表し、景気減速や需要下振れ懸念が一時的に後退したものの、その効果に懐疑的な見方が強まったことが相場を圧迫した。減速している中国経済を支えるには大規模な財政政策も必要であると認識されている。東西に分裂するリビアの両政府が、中銀総裁らの人事についての選出手続きや時系列的な段取りに関して合意し、輸出の落ち込みが長引かない見通しとなったことも重し。暫定的な中銀総裁にナジ・イサ氏を指名することで妥結したとも伝わっている。
時間外取引から11月限は軟調。通常取引開始後は69.23ドルまで下げ幅を拡大した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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