米10年債利回り低下 大幅利下げの観測が通常利下げを上回る=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:35)(日本時間05:35)
米2年債 3.557(-0.025)
米10年債 3.620(-0.032)
米30年債 3.932(-0.048)
期待インフレ率 2.089(+0.007)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは低下。市場は明日からのFOMCの結果を待っている。ここに来て大幅利下げの可能性が急浮上しており、短期金融市場では一時65%以上まで確率を上げ、通常利下げを上回っている。
ただ、エコノミストからは「経済は景気後退、或はそれに近いと考えるような状況には決してなく、FRBは大幅利下げを回避できる」といった見方も出ている。今週のFOMCは委員の金利見通し(ドット・プロット)も発表されるが、どちらの結果になったとしても波乱の展開を留意する必要はありそうだ。
2-10年債の利回り格差は+6(前営業日:+7)と順イールドはほぼ変わらず。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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