米雇用統計で利回り急低下 2年債も4%割り込む=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:31)(日本時間05:31)
米2年債 3.868(-0.281)
米10年債 3.790(-0.186)
米30年債 4.106(-0.170)
期待インフレ率 2.055(-0.128)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場、利回りが休低下し、前日の10年債に引き続き、2年債も4%を割り込んだ。この日の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が予想を大きく下回り、失業率も悪化した。
前日は弱いISM製造業景気指数を受けて、市場はインフレやFRBの利下げ期待ではなく、景気の先行き懸念を強め、リスク回避の雰囲気が強まっていた。その意味でも本日の米雇用統計は注目されたが、数字の内容はその懸念をさらに強めている。一部では9月の0.50%の大幅利下げの可能性も浮上している。
また、2年債利回りの低下で、2-10年債の利回り格差は-9(前営業日:-18)と逆イールドは急速に縮小している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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