東京株式(大引け)=84円高と反発、防衛関連株などに買い膨らむ
16日の東京株式市場で日経平均株価は反発。前日の米株高などを受け上昇したが、買い一巡後は上値を抑えられた。防衛関連株などが値を上げた。
大引けの日経平均株価は前週末12日に比べ84円40銭高の4万1275円08銭。プライム市場の売買高概算は16億1614万株。売買代金概算は3兆9010億円となった。値上がり銘柄数は819と全体の約50%、値下がり銘柄数は783、変わらずは43銘柄だった。
15日のNYダウは、米利下げ期待が高まるなか4日続伸し約2カ月ぶりに最高値を更新した。トランプ前大統領に対する銃撃事件が発生し、これにより同氏の支持率が高まり11月の米大統領選で勝利する公算が高まったとの見方が浮上。減税や規制緩和などの実施による「トランプトレード」への期待が膨らんだ。この米株高を好感し、3連休明けの日経平均株価は値を上げてスタート、一時300円超の上昇となった。トランプ氏の再選期待を背景に防衛関連や建機、銀行株などが買われた。ただ、足もとで為替は1ドル=158円60銭前後と円高で推移しているほか、日経平均株価も最高値圏にあり利益確定売りも出やすく、買い一巡後は伸び悩んだ。
個別銘柄では、三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>、IHI<7013>が買われ、コマツ<6301>も値を上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>も堅調。ディスコ<6146>や東京エレクトロン<8035>、ソフトバンクグループ<9984>も上昇した。良品計画<7453>やアシックス<7936>もしっかり。三井E&S<7003>が急伸した。
半面、レーザーテック<6920>やローツェ<6323>が安く、ソニーグループ<6758>や任天堂<7974>、ダイキン工業<6367>が軟調。リクルートホールディングス<6098>やSHIFT<3697>、メルカリ<4385>、マネーフォワード<3994>が値を下げた。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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