ドル円往って来い、神田財務官発言でやや円買いもCPI受け円売り 5月は光熱水道が大幅上昇
ドル円往って来い、神田財務官発言でやや円買いもCPI受け円売り 5月は光熱水道が大幅上昇
日本5月の消費者物価指数は前回から伸びが加速した。食料・生鮮食品の伸びが鈍化した一方で、光熱・水道が前年比+6.6%と大幅に上昇した。ただ、市場予想を下回ったため円は下落している。神田財務官が「過度な変動あれば適切な対応取ることに変わらない」と発言したことを受け、円は一時上昇しドル円は158.80円台まで軟化したが、CPI受け下げを帳消し。ドル円は158.90円台を回復、往って来いに。
神田財務官の円安牽制発言はさほど材料視されていないようだ、ドル円は10銭程度しか下落しなかった。米国の年内利下げ回数が1回しか見込まれていない現時点では、日米金利差を意識したドル買い・円売りが続く見通し。仮に介入があっても押し目買いの機会を提供するだけだろう。
消費者物価指数(5月)08:30
結果 2.8%
予想 2.9% 前回 2.5%(前年比)
結果 2.5%
予想 2.6% 前回 2.2%(生鮮食料品除くコア・前年比)
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執筆者 : MINKABU PRESS
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