【本日の見通し】日米の金融政策会合にらみ、円安の勢いを見極める展開
【本日の見通し】日米の金融政策会合にらみ、円安の勢いを見極める展開
今日、明日の日銀金融政策決定会合、明日、明後日の米連邦公開市場委員会(FOMC)をにらみつつの展開。日銀会合はマイナス金利の解除が実施される見込み。2016年に始まり、先行してマイナス金利を導入したECBやスイス中銀がマイナス金利を解除しても日本が世界で唯一マイナス金利を維持していたが、今会合でついに解除される形となる。
マイナス金利解除後の政策運営、YCCの対応などが注目ポイントとなる。
マイナス金利解除期待で進んだ円買いについては先週末にかなりの部分を解消した。この後の動きが注目されるところ。
米FOMCは政策金利の据え置きを市場は織り込んでいる。今後についてが注目されるところで、四半期に一度公表される年末時点での政策金利見通し(ドットプロット)を含む、FOMCメンバーの経済予想(SEP)が注目材料となる。
これらの材料を前に、週明けの市場では先週末の円安の勢いがどこまで続くのかがポイントとなる。流れはまだ上方向に見えるが、日銀会合前に150円トライは厳しいという思惑が広がると、いったん調整が強まる可能性がある。
MINKABU PRESS 山岡和雅
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執筆者 : MINKABU PRESS
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