ボーイングが3日続落 ネガティブなニュースが続く 元従業員が遺体で発見=米国株個別
(NY時間10:01)(日本時間23:01)
ボーイング<BA> 185.69(-6.80 -3.53%)
スピリット・エアロ<SPR> 33.44(-1.02 -2.95%)
ボーイング<BA>が3日続落。ネガティブなニュースが続いており、下げ幅を拡大している。サプライヤーのスピリット・エアロシステムズ<SPR>も下落。両社は1月にアラスカ航空のジェット機からパネルが吹き飛んだ後、米連邦航空局が実施した検査で品質管理要件を満たせなかったと伝わっている。今回の監査結果は両社における品質問題の蔓延を示す。
アナリストからは、発見された問題の大きさから、MAX型機の生産は以前の予想よりも低水準に長く留まる可能性があるとの指摘が出ている。年内の機体引き渡しの減少は、より厳しものになるとの予想に基づき、航空会社も同様に2024年のガイダンスを引き下げた。
また、ボーイングのノース・チャールストンの787ドリームライナー工場の問題を提起し、内部告発した元従業員が遺体で発見されたとのニュースも伝わっている。
サウスウエスト航空<LUV>は、ボーイングの継続的困難と流動的な納入スケジュールを理由に、生産能力削減とスケジュールの最適化を計画していると述べていた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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