ファンコが決算受け上昇 ＥＢＩＴＤＡが予想上回る＝米国株個別

（NY時間11:24）（日本時間01:24）
ファンコ＜FNKO＞　6.97（+0.53　+8.15%）

　首振り人形など玩具のファンコ＜FNKO＞が上昇。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益が予想外の黒字となったほか、売上高も予想を上回った。ＥＢＩＴＤＡも予想を上回っている。

　アナリストは「第４四半期のＥＢＩＴＤＡは予想を上回り、ガイダンスの上限に近かった。一方、粗利益率も前四半期比で有意に改善していた」とし、運賃や出荷などの改善を反映したものだと説明している。一方、ガイダンスはコンセンサスと概ね一致しているとした。

　同社はまた、３月１５日付でネイブＣＦＯが退任すると発表。ルパンデヴェン副ＣＦＯがＣＦＯ代行を務めるとしている。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株利益（調整後）：0.01ドル（予想：-0.02ドル）
・売上高：2.91億ドル（予想：2.82億ドル）
・粗利益率（調整後）：37.6％
・EBITDA（調整後）：2350万ドル（予想：2010万ドル）

（１－３月期見通し）
・1株損益（調整後）：-0.32～-0.34ドル
・売上高：2.14～2.27億ドル
・EBITDA（調整後）：最大500万ドル

（通期見通し）
・売上高：10.47～11.03億ドル
・EBITDA（調整後）：6500～8500万ドル

【企業概要】
　米国内外において、ポップカルチャー製品を製造・販売する。映画・テレビ番組・ビデオゲーム・ミュージシャン・スポーツチームに関連した顧客に人気のアクセサリー・アパレル・家庭雑貨用品などを取り扱う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美