クラウドストライクが決算受け大幅高 単一プラットフォーム戦略がシェア拡大につながる＝米国株個別

（NY時間09:36）（日本時間23:36）
クラウドストライク＜CRWD＞　355.47（+57.91　+19.46%）

　サイバーセキュリティのクラウドストライク＜CRWD＞が大幅高。前日引け後に１１－１月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。年ベース経常収益（ＡＲＲ）も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、第１四半期、通期とも予想を上回る見通しを示した。単一プラットフォーム戦略が市場シェア拡大につながったと説明した。

　アナリストは「同社は今年３０％以上の成長を遂げた数少ないソフトウェア企業の１つ。サイバー攻撃の増加、新たな米証券取引委員会（ＳＥＣ）の規制、ＡＩなどの複数の追い風が需要増加を後押ししている」と述べた。

（１１－１月・第４四半期）
・1株利益（調整後）：0.95ドル（予想：0.83ドル）
・売上高：8.45億ドル（予想：8.40億ドル）
　　サブスク：7.56億ドル（予想：7.89億ドル）
・年ベース経常収益（ARR）：34.4億ドル（予想：33.9億ドル）
　　新規ARR純増：2.82億ドル（予想：2.41億ドル）

（２－４月・第１四半期見通し）
・売上高：9.02～9.06億ドル（予想：8.99億ドル）
・1株利益（調整後）：0.89～0.90ドル（予想：0.82ドル）

（通期見通し）
・売上高：39.2～39.9億ドル（予想：39.4億ドル）
・1株利益（調整後）：3.77～3.97ドル（予想：3.76ドル）

【企業概要】
　米国内外の企業向けに、エンドポイント保護のためのクラウドセキュリティ・ソリューションをSaaSサブスクリプションベースで提供する。次世代ウイルス対策・EDR・デバイス制御モジュールに、機械学習と高度な動作技術を組み合わせ、マルウェア等の攻撃から保護する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美