小幅続伸、紅海の混乱を引き続き意識=NY原油概況
NY原油先物2月限(WTI)(終値)
1バレル=74.22(+0.28 +0.38%)
ニューヨーク原油の期近は小幅続伸。イエメンのアンサール・アッラー(フーシ派)が紅海の船舶に対する妨害行為を継続するなか、米国がイエメンに対する攻撃を検討していることが相場を押し上げた。石油の供給網は引き続き混乱している。米国を中心とした多国籍部隊が紅海の安全を確保する目的で編成されたが、武力衝突が発生した場合の対応など、実務的な詳細が不明で、紅海の不透明感は継続している。
ただ、上げ一服後に押し戻されるなど買いは持続していない。クリスマス前の模様眺めムードが強まってきている。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が増加したことも重し。
時間外取引で2月限は堅調に推移し、通常取引序盤にかけて75.37ドルまで上げた。ただ、その後は失速し、上げをほぼ解消した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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