HPエンタープライズが決算受け時間外で小幅高 サーバー事業が不調=米国株個別
(NY時間16:56)時間外
HPエンタープライズ<HPE> 15.65(+0.13 +0.84%)
HPエンタープライズ<HPE>が引け後に8-10月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。ガイダンスも公表し、第1四半期は1株利益、売上高とも予想を下回る見通しを示している。通期については、予想範囲内の見通しとなった。
また、四半期配当を従来の1株0.12ドルから0.13ドルへの増配も発表。24年度にはフリーキャッシュフロー(FCF)の約65-75%を配当と自社株買いで株主に還元するとしている。
サーバー事業が不調でコンピュート部門が予想を下回った。ネリCEOはインタビューで「これらの製品に対する顧客の需要は安定しており改善傾向にある。サーバー事業は人工知能(AI)への関心によって支援されるだろう。第4四半期にはAI関連で24億ドルを計上した」と述べた。
株価は時間外で小幅高で推移している。
(8-10月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.52ドル(予想:0.50ドル)
・売上高:73.5億ドル(予想:73.6億ドル)
コンピュート:26.0億ドル(予想:27.3億ドル)
HPC&AI:11.8億ドル(予想:9.22億ドル)
インテリジェント・エッジ:13.6億ドル(予想:14.7億ドル)
ストレージ:11.1億ドル(予想:11.6億ドル)
金融サービス:8.76億ドル(予想:8.86億ドル)
・粗利益率(調整後):34.8%(予想:35.1%)
・営業利益率(調整後):9.7%(予想:10.2%)
(11-1月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.42~0.50ドル(予想:0.46ドル)
・売上高:69~73億ドル(予想:72.7億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):1.82~2.02ドル(予想:1.93ドル)
・売上高:2~4%増
・FCF:19~21億ドル(予想:20.7億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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