ボストン連銀総裁、インフレを煽ることなく力強い経済成長を生み出せる可能性がある

　コリンズ・ボストン連銀総裁がボストン連銀主催の会議で講演し、労働力人口の増加により需給の不均衡が改善し得るほか、必ずしもインフレを煽ることなく力強い経済成長を生み出せる可能性があるとの見解を示した。

　「タイトな労働市場において労働力の供給が拡大し需要を満たした場合、そうした状況で経済活動が高まっても金融政策の引き締めを必要とするような物価上昇圧力の強まりは起きない可能性がある」と発言。

　さらに「活動と労働力の水準上昇が労働市場に参加した人にプラスの影響をもたらし、あらゆる人が恩恵を受ける活気ある経済を生み出す可能性がある」とも話した。

　なお、金融政策や経済の見通しについては言及しなかった。