バーガーキング、誇大広告との原告団の主張に立ち向かう必要=米国株個別
バーガーキングのワッパー・バーガーが広告メニュー上では実際よりも大きく見えると主張する原告団からの訴訟に、バーガーキングが立ち向かわなければならないとの裁定が判事から下された。
連邦地裁のアルトマン判事は、レストラン・ブランズ<QSR>傘下の同チェーンが製造するハンバーガーのメニュー広告が、実際よりも大きく見えるかどうかの判断は陪審員に委ねられるべきだと判断した。
4人の原告によって3月にフロリダ州の連邦裁判所に訴状が提出され、原告団はバーガーキングが2017年にハンバーガーのサイズを著しく誇張し始めたと主張している。
バーガーキングのハンバーガーは競合他社に比べて大きいが、特大のミートパティとバンズから具材がはみ出るように宣伝し、メニュー広告のハンバーガーのサイズは実際よりも約35%大きく、2倍以上の肉が含まれているように見せていると述べている。また、バーガーキングのワッパーに含まれる牛肉や具材のレシピ、量はこれまで一度も変更されていないとも主張した。
これに対してバーガーキング側は、原告の主張は虚偽だと述べ、メニュー広告に描かれている炎で焼いたビーフパティは、全米の顧客に提供している何百万ものワッパー・サンドイッチに使われているパティと同じだと主張している。
いまのところ、レストラン・ブランズの株価には影響はない。
(NY時間10:40)
レストラン・ブランズ<QSR> 69.99(+0.82 +1.19%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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