反発、中国の短期金利引き下げで=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=69.42(+2.30 +3.43%)
ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は2.29~2.30ドル高。その他の限月は1.31~2.29ドル高。
中国人民銀行が7日物リバースレポ金利や金利コリドーの上限である常設貸出制度(SLF)金利の引き下げを発表したことから、景気刺激策に対する期待感が高まった。1年物中期貸出制度(MLF)金利や、銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)の引き下げも意識されている。ゼロコロナ政策が解除されてから中国経済は上向いているが、市場参加者が期待したほど強さはない。中国でコロナが再流行していると伝わっていることも景気刺激策の背景。
時間外取引から7月限はしっかりと推移。通常取引開始にかけて買い戻しが継続し、通常取引序盤には69.83ドルまで上げた。ただ、その後は上げが一服した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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