カウチベースが好決算も大幅安 直ちの成長再加速が見えず=米国株個別
ソフトウエア開発のカウチベース<BASE>が大幅安。前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、売上高および年ベース経常収益(ARR)が予想を上回ったほか、ガイダンスも公表し、通期のARRの見通しを上方修正した。
好調な決算ではあったものの株価は冴えない反応。アナリストは「業績と見通しは堅調だったものの、すぐに成長の再加速があることを示唆していない」と述べた。
また、「株価が年初来で好調に推移していることから、当分野で最近の株価上昇に苦しむ最初のベンダーの1つになる可能性がある」とも語った。
(2-4月・第1四半期)
・1株損益(調整後):-0.27ドル(予想:-0.32ドル)
・売上高:4100万ドル(予想:3980万ドル)
・年ベース経常収益(ARR):1.72億ドル(予想:1.66億ドル)
・粗利益率(調整後):86.4%(予想:86.6%)
(5-7月・第2四半期見通し)
・売上高:4120~4180万ドル(予想:4330万ドル)
・年ベース経常収益(ARR):1.76~1.79億ドル(予想:1.70億ドル)
・営業損益(調整後):-1010万~-1090万ドル(予想:-979万ドル)
(通期見通し)
・売上高:1.71~1.75億ドル(予想:1.73億ドル)
・年ベース経常収益(ARR):1.91~1.95億ドル(従来:1.90~1.94億ドル)(予想:1.85億ドル)
・営業損益(調整後):-3900万~-4300万ドル(従来:-4000万~-4400万ドル)(予想:-4230万ドル)
【企業概要】
企業が最新のミッション・クリティカルなアプリケーションを構築・管理・運用するためのモダンデータベースを提供。データベースは汎用性が高く、単にクラウド上だけではなく、マルチクラウド、ハイブリッドクラウド、オンプレミス環境、エッジ等、多様な設定で動作する。
(NY時間10:27)
カウチベース<BASE> 17.97(-4.26 -19.16%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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