豪アトラシアンが決算受け下落 クラウドの減速と見通しの甘さが相殺＝米国株個別

　法人向けソフトウエア開発の豪アトラシアン＜TEAM＞が下落。引け後に１－３月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、第４四半期の売上高見通しは予想を下回っている。

　クラウド事業の減速と第４四半期の見通しの甘さが、予想を上回った第３四半期を相殺している模様。アナリストからは「マクロの不確実性の中で、同社はクラウド移行と格闘し続ける投資額も増え続けているが、ゴール地点が見えない中で、傍観者であり続ける」とのコメントも聞かれた。

（１－３月・第３四半期）
・1株利益（調整後）：0.54ドル（予想：0.35ドル）
・売上高：9.15億ドル（予想：9.02億ドル）
・粗利益率：85.1％（予想：84.0％）
・営業利益率：22.0％（予想：15.3％）
・顧客件数：25万9775件（予想：25万8488件）
　　新規：6598件（予想：4184件）

（４－６月・第４四半期見通し）
・売上高：9.0～9.2億ドル（予想：9.2億ドル）
・粗利益率：約83.5％（予想：83.6％）
・営業利益率：約17.0％（予想：15.1％）

（NY時間10:02）
アトラシアン＜TEAM＞　136.31（-13.74　-9.16%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美