セムテックが決算受け大幅安 複数のアナリストが目標株価引き下げ＝米国株個別

　半導体のセムテック＜SMTC＞が大幅安。前日引け後に１１－１月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益は予想範囲内だったものの、売上高は予想を上回った。ただ、市場は第１四半期のガイダンスを嫌気している。売上高は予想を上回る見通しを示したものの、粗利益率が予想以上に低下し、１株損益は予想外の赤字を見込んだ。

　今回の決算を受けて複数のアナリストが目標株価を引き下げている。シエラ・ワイヤレス社の買収完了後は同社にとって非常に困難なスタートになると見ているという。同社は既存事業が大幅にリセットされており、すべての主要セグメントで著しく弱いガイダンスを示した。更に他の部分の悪化の大きさも驚くべきものだったとも指摘している。

（１１－１月・第４四半期）
・1株利益（調整後）：0.47ドル（予想：0.48ドル）
・売上高：1.67億ドル（予想：1.50億ドル）
・粗利益率（調整後）：62.3％（予想：64.5％）

（２－４月・第１四半期見通し）
・1株損益（調整後）：-0.04～-0.11ドル（予想：+0.43ドル）
・売上高：2.30～2.40億ドル（予想：1.48億ドル）
・粗利益率（調整後）：47.5～49.5％（予想：64.2％）

（NY時間10:38）
セムテック＜SMTC＞　24.60（-7.51　-23.39%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美