リフトが決算受け時間外で24%の大幅安=米国株個別
配車サービスのリフト<LYFT>が引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想範囲内だったほか、EBITDAは予想外の赤字となった。ガイダンスも公表しており、予想を下回る売上高見通しを示している。
同社は、保険金請求やその他の保険費用の支払いに備えて確保した現金である保険準備金を財務指標に算入することを企業に義務付ける規制開示の変更が赤字の要因だとしている。
同社のジマー社長は「価格と待ち時間の両方において、競争力のあるサービスレベルに見合うようにしている。10月に同社は保険料の上昇をカバーするため、利用者が直接支払うサービス料を引き上げた。こうした費用は今後も増え続けると予想される」と述べた。
また、ジマー社長は「利用者に負担を負わせるよりも、同社は代わりに利益への打撃を受けることを望んでいる。第4四半期の損失の要因は一過性のものであると予想している」とも付け加えた。
第1四半期の売上高見通しは市場予想を下回った。ジマー社長によると「成長の鈍化は主に寒い季節には顧客の利用頻度が下がることが原因だ」としたほか、利用者の需要に対応するために、より多くのドライバーをプラットフォーム上に配置した結果、運賃の上昇で収益が減少していることも見通しに反映させた」と付け加えている。
決算を受け株価は時間外で24%の大幅安。
(10-12月・第4四半期)
・1株損益:-0.74ドル(予想:0.12ドル)
・売上高:11.8億ドル(予想:11.6億ドル)
・EBITDA(調整後):-2.48億ドル(予想:+0.90億ドル)
・アクティブライダーズ:2036万人(予想:2030万人)
・アクティブライダー当たり単価:57.72ドル(予想:56.75ドル)
(1-3月・第1四半期見通し)
・売上高:9.75億ドル(予想:10.9億ドル)
・EBITDA(調整後):500~1500万ドル
(NY時間16:55)時間外
リフト<LYFT> 12.18(-4.04 -24.91%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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