ダウ平均は一時プラスに転じる場面も 米雇用統計で利下げ期待を見直し=米国株後半
NY株式6日(NY時間15:41)
ダウ平均 33881.42(-44.59 -0.13%)
ナスダック 11885.56(-121.40 -1.01%)
CME日経平均先物 27665(大証終比:-15 -0.05%)
NY時間の終盤に入って、ダウ平均は小幅安での推移となっている。一時プラスに転じる場面も見られた。きょうのNY株式市場は、先週の衝撃的な米雇用統計を受けた下げが続いていた。米国債利回りが急上昇し、IT・ハイテク株など、このところ買い戻されていた成長株への戻り売りが続いている。ただ、下値での押し目買いも出ており、下押す動きまでは見られていない。
市場からは「市場は、利下げのより遅いスタートを見据えている。FRBがいつ利下げするかについて少し考え直しているようで、コンセンサスは今年第4四半期という見方に傾斜していたが、米雇用統計で少し見直しているようだ」との声も聞かれた。
また、「先週のISM非製造業景気指数で1月のサービス業が好調だったことを受けて、パウエル議長を含む今週のFRB高官のスピーチで、レトリックに変化がないかどうかを確認することになる」との指摘も出ている。明日はパウエルFRB議長がスピーチを行う予定。
きょうは取引開始前に食肉のタイソンフーズ<TSN>が決算を発表。牛肉と鶏肉の前四半期からの価格下落が利益を圧迫。高騰する食費に、一部消費者が肉の購入を控えていることも業績不振の背景にある。飼料コストが高騰し、食肉会社や農家を圧迫し、消費者の需要は減少している。
決算については半分を通過したところだが、S&P500企業の最終利益は2.7%の減益となるペースだという。今週は、ディズニー<DIS>やチポトレ<CMG>、デュポン<DD>、ペプシコ<PEP>などの決算が予定されている。
きょうもAI関連銘柄が人気化し、個人投資家中心に資金が集まっている。オープンAI社の「チャットGPT」が話題を集める中、米株式市場ではAI関連銘柄が人気化し、この分野へのエクスポージャーを求める投資家の需要が高まっている模様。
デル・テクノロジーズ<DELL>が下落。約6650人の人員削減を実施すると伝わった。PC需要が落ち込む中で、同社も他のIT・ハイテク企業同様の措置に踏み切る。
産金のニューモント<NEM>が下落。豪州最大の産金会社ニュークレスト・マイニングに再び買収案を提示した。実現すれば今年に入り世界最大規模の買収となる。
決済サービスのペイパル<PYPL>が続落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。
経口、注射、吸入など医薬品の体内送達技術の開発を手掛けるキャタレント<CTLT>が大幅高。ライフサイエンスのダナハー<DHR>が同社の買収に関心を示していると伝わった。
子供服販売のチルドレンズ・プレイス<PLCE>が大幅安。11-1月期(第1四半期)の暫定決算を公表しており、1株損益が4.02ドル-4.41ドルの赤字となる見通しだと発表した。
乾電池や懐中電灯の製造するエナジャイザー<ENR>が決算を受け下落。ただ、アナリストからは前向きなコメントも出ている。
タイソン・フーズ<TSN> 60.78(-3.25 -5.08%)
デル<DELL> 40.94(-1.30 -3.08%)
ニューモント<NEM> 47.72(-2.13 -4.27%)
ペイパル<PYPL> 82.49(-3.03 -3.54%)
キャタレント<CTLT> 67.34(+11.29 +20.13%)
チルドレンズ・プレイス<PLCE> 44.92(-1.74 -3.73%)
エナジャイザー<ENR> 35.35(-1.90 -5.10%)
C3.ai<AI> 27.31(+1.43 +5.53%)
ビッグベアーai<BBAI> 5.84(+0.65 +12.52%)
サウンドハウンドAI<SOUN> 3.88(+1.06 +37.73%)
アップル<AAPL> 151.49(-3.02 -1.95%)
マイクロソフト<MSFT> 256.93(-1.42 -0.55%)
アマゾン<AMZN> 102.15(-1.24 -1.20%)
アルファベットC<GOOG> 103.49(-1.73 -1.64%)
テスラ<TSLA> 194.48(+4.50 +2.37%)
メタ・プラットフォームズ<META> 186.24(-0.30 -0.16%)
AMD<AMD> 83.73(-2.36 -2.74%)
エヌビディア<NVDA> 211.01(+0.01 +0.01%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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