ディズニー、同社の映画やテレビシリーズをライバルメディアに提供検討と伝わる=米国株個別
先ほどディズニー<DIS>に買い戻しが入る場面が見られた。同社が、ストリーミング事業の損失を抑制する圧力が高まる中、同社の映画やテレビシリーズをライバルメディアに提供することを検討していると伝わった。近年、同社はオリジナル番組の多くをディズニー+とHuluに独占させようとしていたが、今回の動きは戦略転換を意味するという。
ディズニーはアマゾン<AMZN>のプライムを含む他のプラットフォームに一部のタイトルをライセンスしているが、2019年のディズニー+の開始と伴に、自社番組の第三者へのライセンス供与を抑制している。ネットフリックス<NFLX>での配信も段階的に廃止していた。
ウォール街は当時、その動きに喝采を送っていたが、家庭用ビデオの売上や他のネットワークとのライセンス契約から得ていた数十億ドルを手放すことになり、このシフトは大きな代償を払うことになった。
ディズニーの幹部は、より多くのタイトルをサードパーティに売却することを議論しており、いままさに特定のタイトルの買い付けを行っている最中だという。
(NY時間13:34)
ディズニー<DIS> 111.42(-1.79 -1.58%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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