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ダウ平均は大幅反落 FOMC前に調整売り=米国株前半

株式 

NY株式1日(NY時間12:23)
ダウ平均   33732.37(-353.67 -1.04%)
ナスダック   11539.77(-44.78 -0.39%)
CME日経平均先物 27225(大証終比:-85 -0.31%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反落。きょうから2月相場に入ったが、好調だった1月を後に、本日は戻り売りが強まっている。午後にFOMCの結果発表が控えており、ポジション調整の売りも出ているようだ。

 FRBは利上げ幅を通常の0.25%ポイントへ縮小することが確実視されている。市場では、直近の弱い米経済指標を受けて、年内にFRBは利下げに踏み切るとの観測が根強く、ハト派な雰囲気も広がっている状況。ただ、パウエルFRB議長は今回のFOMCでタカ派姿勢を後退させることはないというのが有力な見方となっているようだ。

 ただ、予想通りにパウエル議長の会見がタカ派だったとしても、市場は年内の利下げ期待を変えない可能性もありそうだ。タカ派会見が有力視されている中で、市場は通常すでに利下げ期待を後退させていてもおかしくはない。しかし、当日になっても、年内の計0.50%の利下げ期待を変えていない。

 よほど強くタカ派色を強調するようであれば、市場も考え直す可能性がある。例えば、一部で言われているのは、複数のFOMC委員が反対票を投じ、政策金利をより制限的な領域に早期に到達させるために0.50%ポイントの利上げを主張して来る可能性があるという。

 決算発表が続いており、強弱まちまちの内容となっている。AMD<AMD>は見通しが懸念されていたよりは良好だったことから、ポジティブな反応を示している一方、スナップチャットを運営するスナップ<SNAP>は1-3月期の売上高が2-10%の減収を見込んだことが嫌気されている。

 きょうは引け後にメタ・プラットフォームズ<META>の発表が予定されている。スナップの決算を受け警戒感も出ているようだ。

スナップ<SNAP> 9.91(-1.65 -14.26%)

アップル<AAPL> 141.84(-2.45 -1.70%)
マイクロソフト<MSFT> 247.14(-0.67 -0.27%)
アマゾン<AMZN> 101.94(-1.19 -1.15%)
アルファベットC<GOOG> 99.12(-0.75 -0.75%)
テスラ<TSLA> 172.95(-0.27 -0.16%)
メタ・プラットフォームズ<META> 148.88(-0.09 -0.06%)
AMD<AMD> 81.37(+6.22 +8.28%)
エヌビディア<NVDA> 200.27(+4.90 +2.51%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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