ダナハーが決算受け下落 第1四半期のガイダンスを嫌気=米国株個別
医療、工業用の専門器具メーカーのダナハー<DHR>が下落。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、市場は第1四半期のガイダンスを嫌気している模様。
第1四半期は既存事業の売上高は1桁台半ばの伸びを見込んでいるほか、通期では1桁台後半への拡大を見込でいる。第1四半期の見通しには、為替、買収および売却した製品ラインの除外に加え、感染に関連する売上高も含まれないとしている。
アナリストは「通期の見通しはバイオ生産の減速が懸念される中で心強い内容ではあるのの、第1四半期の見通しと新たな定義が株価を圧迫する可能性が高い」と指摘した。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):2.87ドル(予想:2.51ドル)
・売上高:83.7億ドル(予想:78.5億ドル)
環境・応用:12.4億ドル(予想:12.4億ドル
ライフサイエンス:19.5億ドル(予想:39.7億ドル)
診断薬:29.6億ドル(予想:24.9億ドル)
・FCF(調整後):22.1億ドル(予想:21.3億ドル)
(NY時間10:11)
ダナハー<DHR> 269.89(-7.11 -2.57%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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