反落、寒波が通過し米石油施設はほぼ復旧=NY原油概況
NY原油先物2月限(WTI)(終値)
1バレル=79.53(-0.03 -0.04%)
ニューヨーク原油の当限は小反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.03ドル安~横ばい。その他の限月は0.05~0.28ドル高。
クリスマスにかけての大寒波で米石油関連施設が凍結し稼働を停止したものの、連休明け後はほぼ復旧したことが相場を圧迫した。来年の景気悪化見通しも重し。主要国の金融引き締め継続による景気後退が警戒されている。ただ、中国政府が入国時の隔離義務を来月8日に解除することや、コロナの感染症分類を引き下げることから、中国経済の正常化が前進する見通しであり、石油需要の回復期待が高まっている。
時間外取引で2月限は81ドルの節目を上回ったが上値は重く、一時マイナス圏に押し戻された。通常取引開始後は買いが優勢となり81.18ドルまで上げたものの、この水準では売り圧力が強く、再び押し戻された。引けにかけては79.16ドルまで下げた。ただ、下値は広がらず。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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