小反発、FOMC議事録の発表控えて動意乏しい=NY金概況
NY金先物12月限(COMEX)(終値)
1オンス=1754.80(+0.20 +0.01%)
金12月限は小反発。対主要通貨でドル安に振れたことがドルの代替資産とされる金を支えた。来月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げペースの減速のほか、利上げの打ち止め時期などが示唆される可能性があることがドルを圧迫した。最終的な米政策金利水準が5%程度ならば、1月か2月には金融引き締めがいったん停止となる公算。ただ、米インフレ率がピークアウトしつつあるとはいえ物価見通しは不透明。最終的な米政策金利水準が想定を上回る可能性があることは金の上値を抑えた。今週のFOMC議事録が目先の舵取りを見通す手がかりとなることや、感謝祭の休場を控えていることは動意を限定した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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