東京株式（寄り付き）＝売り買い交錯、米株高も上値重い展開に

　１６日の東京株式市場は売り買い交錯、寄り付きの日経平均株価は前営業日比３０円高の２万８０２０円と続伸。

　前日の米国株市場ではハイテク株中心に買われ、ＮＹダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇したが、ＮＹダウは一時マイナス圏に沈む場面もあるなど不安定な値動きだった。１０月の米卸売物価指数（ＰＰＩ）が市場コンセンサスを下回ったことが好感され、ＮＹダウは一時４５０ドル高に買われる場面もあったが、その後はロシアが発射したミサイルがポーランドに着弾したことが伝わり、地政学リスクが重荷となった。ただ、米長期金利の低下を背景に半導体関連などハイテク株は強い動きを示す銘柄が多かった。東京市場では米株高は追い風となるものの、目先買い手掛かり材料に乏しく、為替がドル安・円高に振れていることもあり日経平均の上値は重そうだ。

出所：ＭＩＮＫＡＢＵ　ＰＲＥＳＳ