クローガーが好決算を受け上昇 インフレで食料品への需要が強まる＝米国株個別

　スーパーマーケットのクローガー＜KR＞が上昇。取引開始前に５－７月期決算（第２四半期）を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、１株利益、売上高も予想を上回った。ガイダンスも公表しており、食料品への強い需要を背景に、通期の既存店売上高および１株利益の見通しを上方修正した。

　同社は、インフレ高騰で買い物客が必需品以外の消費を減らさざるを得なくなったことで恩恵を受けている。生鮮食品とデジタル販売への投資を拡大することで、同社はこうした利益をさらに拡大しようとしている。 

（５－７月・第２四半期）
・既存店売上高：5.8％（予想：4.3％）
・1株利益（調整後）：0.90ドル（予想：0.82ドル）
・売上高：346.4億ドル（予想：344.2億ドル）
・粗利益率（調整後）：20.9％（予想：20.5％）

（通期見通し）
・既存店売上高：4.0～4.5％（従来：2.5～3.5％）（予想：3.5％）
・1株利益（調整後）：3.95～4.05ドル（従来：3.85～3.95ドル）（予想：3.97ドル）
・FCF：23～25億ドル（従来：20～22億ドル）

（NY時間09:50）
クローガー＜KR＞　49.34（+0.98　+2.03%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美