トレーガーが決算受け下落 売上高見通しを大きく下方修正し、下半期も厳しい状況＝米国株個別

　屋外調理システムのトレーガー＜COOK＞が下落。前日引け後に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、売上高が予想を下回ったほか、通期の売上高見通しを大きく下方修正している。

　同社は声明で「マクロ環境の圧力が引き続き、消費者の需要を圧迫し、小売パートナーがチャネル在庫を削減している。そのため、下半期も厳しい状況になる」と述べた。７月に発表した人員削減、トレーガー・プロビジョンの閉鎖、生産レベルの調整などの行動にも言及。

　今回の決算を受けてアナリストからの投資判断引き下げも伝わっている。第２四半期はまちまちだったが、通期ガイダンスを予想以上に下方修正した点を理由として挙げている。「同社の長期的な成長機会に対する熱意は変わらないが、今後数カ月の間に株価を上昇させる明確なきっかけはない」と述べた。

（４－６月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：0.04ドル（予想：0.03ドル）
・売上高：2.00億ドル（予想：2.19億ドル）
・粗利益率（調整後）：36.7％（予想：35.0％）
・EBITDA（調整後）：1790万ドル（予想：1780万ドル）

（通期見通し）
・売上高：6.4～6.6億ドル（従来：8.0～8.5億ドル）（予想：8.0億ドル）
・EBITDA（調整後）：3500～4500万ドル（従来：7000～8000万ドル）（予想：7070万ドル）

（NY時間10:17）
トレーガー＜COOK＞　3.80（-0.20　-5.00%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美