エネルギー株が決算受け上昇 コモディティ価格高騰で利益が過去最高＝米国株個別

　エクソンモービル＜XOM＞、シェブロン＜CVX＞といったエネルギー株が上昇。取引開始前に４－６月期決算（第２四半期）を発表しており、両社とも過去最高の利益を計上した。予想も上回っている。供給制約と需要増の中でコモディティ価格高騰の恩恵を受けた。

　エクソンは世界のエネルギー供給が逼迫し、今後も高値で推移すると警告した一方、シェブロンは事業コスト上昇を警告しながらも、追加で５０億ドルの自社株買いを発表している。

エクソンモービル
（４－６月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：4.14ドル（予想：3.98ドル）
・売上高：1156.8億ドル（予想：1194億ドル）
・営業キャッシュフロー：185億ドル
・FCF：169億ドル
・上流部門利益：114億ドル
・上流部門生産量：3732koebd（予想：3720koebd）
・精製処理能力：3988KBD（予想：4068KBD）
・原油、NGL、ビチューメン、合成油の生産量：2298KBD（予想：2358KBD）

シェブロン
（４－６月・第２四半期）
・１株利益（調整後）5.82ドル（予想：4.96ドル）
・売上高：687.6億ドル（予想：588.3億ドル）
・EBITDA：198.3億ドル（182.4億ドル）
・営業キャッシュフロー：138億ドル
・上流部門利益：85.6億ドル（予想：85.2億ドル）
・下流部門利益：35.2億ドル（予想：19.4億ドル）
・精製処理能力：1515KBD（予想：1541KBD）
・液化製品正味生産量：1687MB/D

（NY時間09:42）
エクソンモービル＜XOM＞　95.23（+2.59　+2.80%）
シェブロン＜CVX＞　158.70（+8.31　+5.52%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美