ニューモントが決算受け下落 産出コストが予想上回る=米国株個別
産金のニューモント<NEM>が下落。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。金生産量が予想を若干下回った一方、産出コストは予想を上回った。通期の金生産量の見通しについても予想を下回っている。
金価格は安全資産としての性質から、他の貴金属よりも遥かに良い成績を収めたが、深刻なインフレ環境が業績を圧迫している。維持コストが予想の1オンス1153ドルに対して、1199ドルに上昇した。通期のコスト見通しも上方修正。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.46ドル(予想:0.65ドル)
・売上高:30.6億ドル(予想:31.0億ドル)
・EBITDA(調整後):11億ドル(予想:14.3億ドル)
・FCF:5.14億ドル(予想:5.51億ドル)
・帰属ベースの金生産量(オンス):150万(予想:160万)
(通期見通し)
・帰属ベースの金生産量(オンス):600万(従来:620万)(予想:630万)
(NY時間09:56)
ニューモント<NEM> 47.16(-4.23 -8.23%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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