ダウ平均は反落して始まる 米雇用統計が強い内容=米国株序盤
NY株式3日(NY時間09:47)
ダウ平均 32969.49(-278.79 -0.85%)
ナスダック 12070.10(-246.80 -2.06%)
CME日経平均先物 27580(大証終比:-210 -0.76%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反落して始まっている。取引開始前に発表になった5月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が予想を上回るなど強い内容となったことが嫌気されている。
きょうの強い数字は労働市場が依然として非常にタイトなことを示しており、FRBが6月と7月の利上げ後に利上げの一時停止を検討するのではという期待を覆す内容との指摘も聞かれた。米雇用統計を受けて米国債利回りも急上昇しており、IT・ハイテク株といった成長株は戻り売りが強まっている。FRBは否定しているが、利上げがリセッション(景気後退)に繋がるとの見方は根強く、きょうの米雇用統計でその不安が再び台頭している模様。
また、テスラ<TSLA>のマスクCEOが10%の人員削減を検討していると伝わったことも全体の雰囲気を重くしている。経済について「ひどく悪い感触を抱いている」という。
ただ、このところの米株式市場は下値での押し目買いが活発に見られており、きょうも下げを取り戻す展開になるか注目される。
アップル<AAPL> 146.02(-5.19 -3.43%)
マイクロソフト<MSFT> 269.83(-4.75 -1.73%)
アマゾン<AMZN> 2473.22(-37.00 -1.47%)
アルファベットC<GOOG> 2300.02(-54.90 -2.33%)
テスラ<TSLA> 718.08(-56.92 -7.34%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 195.17(-3.69 -1.86%)
AMD<AMD> 106.83(-1.76 -1.62%)
エヌビディア<NVDA> 191.13(-4.79 -2.44%)
ツイッター<TWTR> 40.33(+0.42 +1.05%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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