広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

FOMC議事録を受けダウ平均は上げ幅を伸ばす=米国株後半

株式 

NY株式25日(NY時間15:34)
ダウ平均   32185.95(+257.33 +0.81%)
ナスダック   11465.39(+200.94 +1.78%)
CME日経平均先物 26850(大証終比:+170 +0.63%)

 きょうのNY株式市場、終盤になってダウ平均は上げ幅を伸ばしている。午後になって5月開催分のFOMC議事録が発表された。議事録では大半のメンバーが次回6月と7月の2回の0.50%ポイントの大幅利上げを支持していることが明らかとなった。その一方で、「迅速に利上げを実施すれば、年内において政策引き締めの効果、および経済の展開が政策調整をどの程度正当化したかを見極める上で良い位置につけることができると、多くの参加者が判断した」としている。

 市場からは、FRBが中立金利の水準まで迅速に政策金利を引き上げたあとは、利上げを一旦停止し、年末に向けて再評価するのではとの見方も出ている。6月と7月の2回の大幅利上げを実施したとしても、9月は通常の0.25%ポイントの利上げを実施して一旦停止との見方や、7月から通常の利上げに戻すのではとの指摘も出ている。いずれにしろ、市場は議事録を受けて、これまでの利上げ期待を一歩後退させている印象だ。

 IT・ハイテク株や銀行、エネルギー、産業など、これまで売りが強まっていたセクターに一斉に買い戻しが入り、ダウ平均も一時300ドル超上昇。一方、医薬品や日用品などディフェンシブ銘柄は軟調。

 先週から小売りの2-4月期の決算発表が相次いでいる。決算を受けて小売り株は不安定な動きをしているが、市場からは、今回の小売りの決算は消費者の需要がモノからサービスにシフトしていることを反映しているとの声が出ているほか、株価下落は過剰反応との評価も出ているようだ。

 取引開始前までに高級百貨店のノードストロム<JWN>が発表になっていたが株価はポジティブな反応を示している。ノードストロムは高インフレにもかかわらず富裕層の堅調な消費は続くと楽観視している。インフレにもかかわらず、サービスとハイエンドはまだ堅調なようだ。

 一方、スポーツ用品販売のディックス・スポーティング<DKS>は決算を受けて一旦売りが強まったものの、急速に買い戻された。投資家との電話会議で、ナイキ<NKE>との提携がこれまでで最高であることや、売上高見通しの下方修正は経済状況全般で起きていることで、消費者や一般消費者が受けている圧力に対する警戒を反映したものであることなどを説明したことで安心感に繋がっているようだ。

 高級住宅建設のトール・ブラザーズ<TOL>が決算受け上昇。数字が予想を上回ったことを素直に好感している模様。また、2000万株を上限とする新たな自社株買い計画も支援材料となっているようだ。しかし、アナリストからは慎重な声も少なくない。

 会計ソフトのインテュイット<INTU>が決算受け上昇。ガイダンスで通期の1株利益の見通しを上方修正したほか、第4四半期の1株利益についても予想を上回る見通しを示した。

 オンライン教育サービスの2U<TWOU>が大幅安。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げた。

 医薬品のヴェリカファーマ<VRCA>が62%の急落。同社は皮膚疾患や皮膚治療用の医薬品を開発。同社の軟属腫治療薬「VP-102」がFDAから非承認通知(CRL)を受領したと発表。

ノードストローム<JWN> 23.59(+2.91 +14.07%)
ディックス・スポーティング<DKS> 78.59(+7.35 +10.31%)
トール・ブラザーズ<TOL> 48.25(+3.71 +8.33%)
インテュイット<INTU> 390.40(+31.43 +8.76%)
2U<TWOU> 8.78(-1.83 -17.22%)
ヴェリカ<VRCA> 2.08(-3.48 -62.59%)

アップル<AAPL> 141.13(+0.77 +0.55%)
マイクロソフト<MSFT> 262.79(+3.17 +1.22%)
アマゾン<AMZN> 2148.15(+66.15 +3.18%)
アルファベットC<GOOG> 2118.85(+0.33 +0.02%)
テスラ<TSLA> 664.62(+36.46 +5.80%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 184.15(+2.87 +1.58%)
AMD<AMD> 93.12(+1.96 +2.15%)
エヌビディア<NVDA> 168.98(+7.44 +4.60%)
ツイッター<TWTR> 37.02(+1.26 +3.51%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

関連ETF

FXアプリ スマホランキング

ヒロセ通商 58

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 107
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 25
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
ヒロセ通商 のアプリ詳細

GMOクリック証券 56

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 95
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 13
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
GMOクリック証券 のアプリ詳細

外為どっとコム 54

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 98
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 25
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
外為どっとコム のアプリ詳細

▶︎ FXアプリをまとめて比較する

直近24時間の重要経済指標

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます