米国、全人口の半数余りで過去に感染の兆候
米国では全人口の半数余りに新型ウイルスへの感染経験があることが、全米規模で実施された血液サンプルの調査で明らかになった。ブルームバーグが伝えた。米保健当局によれば、2月時点で調査対象者の57.7%が血液中に同ウイルスの抗体を保有。オミクロン株が全米で猛威を振るい始めた昨年12月の時点ではこの割合は33.5%だった。抗体は必ずしも感染を防止するわけではないが、過去に感染したことを示す。
今回の血液による調査は、昨年遅くに始まったオミクロン変異株の感染拡大以降、全米のほぼ4分の1が新たに感染したことを示唆している。
調査によれば、子どもとティーンエージャーの抗体保有率はさらに高く、17歳まででは約75%に感染した兆候が見られた。抗体保有率は12月時点から30ポイント程度の上昇となる。今回の調査期間は2月末までのため、現在では抗体保有率がさらに上がっているとみられる。

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。