続落、北京で大規模PCR検査を実施へ=NY原油概況
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=98.54(-3.53 -3.46%)
ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が3.53~3.38ドル安。その他の限月は3.19~0.39ドル安。
世界最大の石油消費国である米国で需要が減退しているなかで、中国の石油需要がさらに下振れするリスクが高まったことが相場を圧迫した。新型コロナウイルスの流行拡大が続く中国では上海の都市封鎖が続いているうえ、北京でも感染拡大の兆候があり、大規模なPCR検査が行われることが警戒感を高めている。PCR検査は様々なウィルスに反応することから、検査が行われたらコロナ感染者だけでなく様々な陽性者が検出されるため、北京で都市封鎖が始まるリスクがある。
時間外取引から6月限は下落。通常取引開始後は95.28ドルまで一段安となった。ただ、売り一巡後は切り返し、安値から離れて引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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