ダウ平均は続落して始まる FRBの積極引き締めへの警戒感が引き続き重石=米国株序盤
NY株式22日(NY時間09:50)
ダウ平均 34486.96(-305.80 -0.87%)
ナスダック 13133.30(-41.35 -0.31%)
CME日経平均先物 27125(大証終比:+25 +0.09%)
きょうもNY株式市場は売りが先行し、ダウ平均は続落して始まっている。IT・ハイテク株も軟調な展開が続いており、ナスダックも続落。
引き続きFRBの積極引き締めへの警戒感が株式市場の重石となっているようだ。前日はパウエルFRB議長のIMF主催のイベントでの講演が伝わっていたが、「もう少し早く動くのが適切。次回5月FOMCで0.50%の大幅利上げが議題になる」と大幅利上げの可能性に言及した。他のFOMCメンバーからも複数回の大幅利上げの可能性への言及もあり、市場は再び金利先高観を強めている。
短期金融市場では次回5月以降9月まで連続4回の0.50%利上げを織り込む動きが出ている。そのような中で金利動向に敏感なIT・ハイテク株をはじめとした成長株への警戒感が強い。
一方、決算の方は予想以上に堅調で、S&P500企業のうち89社が発表したが、78%が予想を上回る利益を計上した。市場からは、利益のコンセンサス予想が過度に悲観的だったとし、懸念されていたほど利益率が圧迫されていないことで、予想を上回る数字を達成する可能性が高いとの指摘も出ている。
アップル<AAPL> 166.54(+0.12 +0.07%)
マイクロソフト<MSFT> 280.54(-0.27 -0.10%)
アマゾン<AMZN> 2967.38(+1.46 +0.05%)
アルファベットC<GOOG> 2475.02(-23.73 -0.95%)
テスラ<TSLA> 1007.07(-1.71 -0.17%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 188.76(+0.69 +0.37%)
AMD<AMD> 90.02(+0.17 +0.19%)
エヌビディア<NVDA> 199.72(-2.11 -1.05%)
ツイッター<TWTR> 48.68(+1.60 +3.40%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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