ダウ平均は小反発 米PPIはインフレ懸念示す JPモルガンが下落=米国株序盤
NY株式13日(NY時間09:47)
ダウ平均 34286.50(+66.14 +0.19%)
ナスダック 13461.71(+90.14 +0.67%)
CME日経平均先物 26780(大証終比:-100 -0.37%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅に反発して始まっている。取引開始直後は売りが先行し、ダウ平均も続落して始まったものの、直ぐにプラス圏に浮上している。
取引開始前に発表になった米生産者物価指数(PPI)が総合、コア指数ともに予想を上回り、インフレ懸念の根強さを示した。前日の米消費者物価指数(CPI)はインフレ高騰のピークアウトを期待する内容で株式市場もポジティブな反応を見せていたが、きょうの米PPIはその期待を帳消しにしている。
また、取引開始前にJPモルガン<JPM>が1-3月期決算を発表。前年からの反動もあって41%の大幅減益となり、1株利益も予想を下回っていた。債券・為替・商品(FICC)および株式トレーディングの収益は予想を上回っていたものの、投資銀行部門は予想を下回っている。また、ロシアのウクライナ侵攻による市場の混乱に関連して5.24億ドルの損失を計上した。株価は売り先行で始まっている。
一方、デルタ航空<DAL>も決算を発表。こちらは3月に黒字化したことが明らかとなり、夏の旅行シーズンへの期待も込めて株価はポジティブな反応を示している。
米PPIは強い内容となったものの、米国債利回りが低下しており、IT・ハイテク株は買い先行で始まっている。ナスダックは上昇。
JPモルガン<JPM> 127.47(-4.07 -3.09%)
デルタ航空<DAL> 40.04(+1.42 +3.68%)
アップル<AAPL> 168.27(+0.61 +0.36%)
マイクロソフト<MSFT> 283.41(+1.35 +0.48%)
アマゾン<AMZN> 3022.70(+6.95 +0.23%)
アルファベットC<GOOG> 2578.28(+10.79 +0.42%)
テスラ<TSLA> 989.59(+2.64 +0.27%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 214.79(+0.65 +0.30%)
AMD<AMD> 96.61(+1.51 +1.59%)
エヌビディア<NVDA> 220.18(+5.14 +2.39%)
ツイッター<TWTR> 45.92(+1.44 +3.24%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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