ウォルグリーンは好決算も株価下落 見通し据え置きに失望感=米国株個別
ドラックストアのウォルグリーン<WBA>が取引開始前に12-2月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。オミクロン株の急増により、検査やワクチンを求めて同社のドラッグストアに消費者が足を運んだ。健康・ウェルネス製品の売上高も、家庭用の検査キッドと咳・風邪・インフルエンザ製品が牽引し、43%増となった。同社は第2四半期に1180万本のワクチン接種と660万件の検査を実施した。
また、同社は最近、英ドラッグストアのブーツの戦略的見直しを開始し、現在も進行中だと述べた。新たに設立されたウォルグリーン・ヘルス・ユニットの売上高は5.27億ドルとなった。同社はヘルスケア分野への進出に積極的に取り組んでおり、店舗にプライマリーケアセンターを増設し、医療保険会社との提携も視野に入れている。
ただ、株価は冴えない反応。通期の1株利益の見通しを1桁台前半の伸びに据え置いたことに失望感を強めている模様。
(12-2月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.59ドル(予想:1.37ドル)
・売上高:337.6億ドル(予想:333.2億ドル)
米国:276.7億ドル(予想:277.1億ドル)
海外:55.6億ドル(予想:56.8億ドル)
・粗利益率(調整後):22.8%(予想:22.0%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):1桁台前半の伸びを据え置き
(NY時間10:13)
ウォルグリーン<WBA> 44.37(-3.09 -6.51%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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