ダウ平均は前日終値を挟んで上下動 成長株中心に売り=米国株前半
NY株式3日(NY時間13:07)
ダウ平均 33967.08(+73.66 +0.22%)
ナスダック 13655.18(-96.84 -0.70%)
CME日経平均先物 26415(大証終比:-245 -0.93%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は横ばい。前日終値を挟んで上下動する展開が見られている。序盤は前日の流れを引き継いで買いが先行して始まった。ただ、ウクライナ情勢が依然として混沌としていることや、原油が一時116ドル台まで急伸するなど資源価格の上昇が止まらず、高インフレの長期化への不安から、直ぐに戻り売りに押されている。
IT・ハイテク株など成長株中心に売りが膨らんだほか、次第に銀行や産業など他のセクターにも売りが広がり、ダウ平均は下げに転じている。ナスダックも大幅安。
ただ、ウクライナとロシアが次回交渉の開催で合意との報道も流れたことから買戻しも見られ、ダウ平均は前日付近まで戻す展開となっている。
きょうもパウエルFRB議長の上院での議会証言が行われたが、前日の下院同様に3月は0.25%の利上げを支持する意向を示したうえで、慎重なアプローチをとることを再確認している。一方、必要なら会合ごとに迅速な利上げを用意しているとの語っている。株式市場にとってはサポートとなっている模様。
個別にクラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレイク<SNOW>が大幅安。前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表。市場は特にガイダンスを嫌気している模様。通期の製品売上高は67%増の約19億ドルを見込んでいる。予想通りとは言え、過去6四半期で前年比2倍以上の伸びを記録し続けてきただけに失望感が大きいようだ。
スーパーマーケットとコンビニエンスストアの運営を手掛けるクローガー<KR>が決算を受け上昇。既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期見通しも公表しており、予想を上回る1株利益の見通しを示した。
家電販売のベストバイ<BBY>が上昇。決算は冴えない内容ではあったものの、市場は同社が示した長期見通しを好感している模様。
スノーフレーク<SNOW> 217.45(-47.24 -17.85%)
クローガー<KR> 54.65(+5.28 +10.69%)
ベストバイ<BBY> 109.91(+9.07 +8.99%)
アップル<AAPL> 167.39(+0.83 +0.50%)
マイクロソフト<MSFT> 298.05(-2.14 -0.71%)
アマゾン<AMZN> 3007.32(-33.73 -1.11%)
アルファベットC<GOOG> 2703.52(+8.49 +0.32%)
テスラ<TSLA> 856.50(-23.39 -2.66%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 205.54(-2.57 -1.23%)
AMD<AMD> 113.52(-4.76 -4.03%)
エヌビディア<NVDA> 239.81(-2.39 -0.99%)
ツイッター<TWTR> 33.98(-0.64 -1.85%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。