ジローが決算受け大幅高 主力の住宅部門が好調＝米国株個別

　不動産情報のジロー＜Z＞が大幅高。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、売上高が予想を上回った。住宅市場の活発化を反映して、主力の住宅部門が好調だった。「住宅スーパーアプリ」を目指す同社の姿勢は投資家に歓迎されている。

　アナリストからも前向きなコメントが出ており、「長期の売上高目標である５０億ドルとＥＢＩＴＤＡの４５％拡大は、さらなる成長を予測するものだ。感染と悪天候にもかかわらず、米住宅購入者の４分の１は同社のプレミア・エージェントにアクセスしているが、実際の取引段階のごく一部を捉えているに過ぎない。同社には、その膨大なサイトおよびアプリのエンゲージメント基盤を収益化する十分な余力がある」と述べた。

（１０－１２月・第４四半期）
・売上高：38.8億ドル（予想：29.7億ドル）
　　住宅：33.5億ドル（予想：23.1億ドル）
　　IMT：4.83億ドル（予想：4.82億ドル）
　　プレミア・エージェント：3.54億ドル（予想：3.59億ドル）
　　住宅ローン：0.51億ドル（予想：0.51億ドル）
・月間訪問者数：1.98億人（予想：2.04億人）

（１－３月・第１四半期見通し）
・売上高：31.2～34.4億ドル（予想：32.5億ドル）
・EBITDA（調整後）：1.24～1.74億ドル（予想：-0.17億ドル）

（NY時間09:35）
ジロー＜Z＞　54.84（+6.05　+12.40%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美