ハーレーが決算受け大幅高 1株損益が予想外の黒字=米国株個別
ハーレー・ダビッドソン<HOG>が大幅高。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株損益が予想外の黒字となったほか、売上高も予想を上回った。バイク関連の売上高が予想以上に伸びた。出荷台数も予想を上回っている。
通期のガイダンスも公表し、売上高は5-10%増を見込んでいるほか、サプライチェーン問題は半導体を始め、下期には緩やかな改善を見込んでいる。
ツァイツCEOが就任して2年、コスト削減、不採算事業からの撤退、在庫圧縮を実施し、バイクの値上げも実現した。「ハードワイヤー」と名付けられた同CEOの再建計画は、出荷の遅れや部品不足で枯渇していた米国内の在庫を補い、第4四半期に成果をあげた格好。
第4四半期の売上高は同社の最大の市場である北米で8%増加し、その他の地域の減少を補った。欧州、アジア、ラテンアメリカでは販売台数が減少した。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.15ドル(予想:-0.32ドル)
・売上高:10.2億ドル(予想:6.74億ドル)
バイク関連:8.16億ドル(予想:6.27億ドル)
金融サービス:2.00億ドル
・粗利益率(調整後):19.5%(予想:18.2%)
・出荷台数:2万9075台(予想:2万6995台)
(通期見通し)
・バイク関連売上高:5~10%増
(NY時間10:20)
ハーレー・ダビッドソン<HOG> 40.67(+4.55 +12.60%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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