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ダウ平均は小幅高で推移 IT・ハイテク株は買い優勢に=米国株前半

株式 

NY株式30日(NY時間13:38)
ダウ平均   36508.63(+20.00 +0.05%)
ナスダック   15859.48(+93.26 +0.59%)
CME日経平均先物 28955(大証終比:+175 +0.61%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅高で推移している一方、IT・ハイテク株には買いが優勢となっており、ナスダックは上昇している。取引開始前に発表された米新規失業保険申請件数は20万人を下回り、引き続き好調な労働市場の改善を示していた。

 今年の取引も本日を含めてあと2日となる中、感染拡大は続いているものの、オミクロン株はそれほど深刻な症状を引き起こさないとの楽観的な見通しが相場を支えている。ただ、緩やかではあるが、行動制限も再度実施される中で、経済への影響が実際にどうなるのかは来年に持ち越しになりそうだ。

 来年の米株式市場に強気な見方も多いものの、警戒感を示す声も出ている。今年は過去にあまり見られない異例の堅調な相場展開だったという。何度か調整局面を迎えたが、深い押しは無く、5%程度の下落が主流だった。しかし、来年はより大幅な下落と控えめなリターンが待ち受けていると指摘。場合によっては2桁の下落率も想定され、その後に買い戻されたとしても、控えめな戻りに留まり、強気相場の終焉を示唆する可能性があるという。高インフレの中でFRBのサポートが期待できない点もあるのかもしれない。

 セクター別では、全体的にセクター内でまちまちな動きが多い中、エネルギーが下落しているほか、昼過ぎからクルーズ株に売りが強まっている。米疾病対策予防センター(CDC)がワクチン接種済みでもクルーズ船の利用避けるよう勧告した。航空株や自動車株は上昇。自動車株についてはアナリストが、フォード<F>とGM<GM>の目標株価を引き上げた。

 個別にバイオジェン<BIIB>が反落。前日は韓国メディアが、サムスンが同社の買収で交渉中と伝えたことで買いが強まった。しかし、サムスンがその報道を否定したことから、戻り売りが強まっている格好。

 マイクロン・テクノロジー<MU>が反落。中国・陝西省の西安市で先週、ロックダウンが実施されたことから、一部のコンピューター用半導体メモリーの生産が影響を受けていると明らかにした。

バイオジェン<BIIB> 237.79(-20.52 -7.94%)
マイクロン<MU> 95.20(-0.97 -1.01%)

カーニバル<CCL> 20.57(-0.22 -1.06%)
ロイヤル・カリビアン<RCL> 77.90(-0.32 -0.41%)
ノルウェージャン<NCLH> 21.27(-0.32 -1.46%)

アップル<AAPL> 179.34(-0.05 -0.03%)
マイクロソフト<MSFT> 341.30(-0.65 -0.19%)
アマゾン<AMZN> 3404.81(+20.79 +0.61%)
アルファベットC<GOOG> 2931.34(+1.25 +0.04%)
テスラ<TSLA> 1087.58(+1.39 +0.13%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 346.02(+3.08 +0.90%)
AMD<AMD> 147.09(-1.17 -0.79%)
エヌビディア<NVDA> 300.88(+0.87 +0.29%)
ツイッター<TWTR> 44.94(+2.18 +5.10%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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